福島の被災地の視察旅行&勉強会の報告

所属するもうひとつの某届出組織の仲間達と、11月5日、6日で福島県の被災地視察を兼ね、南相馬市でITCふくしまの有志とともに勉強会を行いました。東京からの参加者は5名。
津波の被害が特に大きかった相馬市の相馬港、南相馬市の磯部地区、シーサイドパーク跡、そして原発放射能の影響で避難を余儀なくされている飯舘村などを、会津でITC・中小企業診断士として活躍されている結城幸次さんの案内で視察しました。
以下、視察報告です。

撤去待ちの集積されたガレキを視察する若者の団体

津波の被害は本当にすさまじい。

海から相当に離れている国道6号線を乗り越えて、船の残骸がまだ残ってました。
もちろんそこまでの間の畑や田んぼ、そして家はほとんど原型を留めてません。
ガレキの撤去作業はかなり進んでいました。コンクリと木材、鉄くず類など、と分別されて積まれているのが日本人の仕事らしく感じました。

基礎だけが残された家の跡には花が手向けられていて、お墓風にして弔っている家をいくつも見かけました。
悲しくてカメラを向ける気になれず、運転を続けてしまいました。

 

放射能汚染の影響はまだ深刻です。

計画的避難区域でまだ戻れない飯舘村では特別養護施設と一部の工場だけが残っているだけで、村役場に置かれた線量計ではまだ2.5マイクロシーベルトを超えてました。
南相馬市も10月から小学校が再開しましたが、まだ1/3程度しか戻ってきていないそうで、町で中学生以下の子供たちを全く見かけませんでした。
南相馬は本来であれば食べ物が一番おいしい時だが、と南相馬在住のITC佐藤光一さんが残念そうに話されていました。

佐藤さんは9月末まで新潟に避難していたとのことで、毎日線量計で量りつつ、庭や家の除染を試みているとのこと。やはり雨の後は若干高くなるようです。意外だったのは、南相馬市よりも福島市内の方が放射線量が概して高いということです。




会津等の被災地の状況

結城さんによれば、修学旅行が全くダメで会津の観光業界は深刻とのこと。こちらは風評被害ですね。
被災地で一早く営業を再開したのはパチンコ屋だったそうです。仕事につくこともできず、生活費は下りるのでそういうことが起きているらしいです。これにも考えさせられました。

復興に向けて

佐藤さんは今戻ってきている人たちはみな元気いっぱいで、明るく復興の意欲に燃えていると話されてました。放射能問題の見通しが付けば、2、3年でかなり復興が進むように感じました。
今は、ただただ福島に来ていただけるだけで有りがたいとのこと。
皆さん、来春は福島に花見にでも出向いてあげてください。

齋藤記